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英国王チャールズ、厳粛な戴冠式を執り行うも、反対デモや若者の懐疑的な声も

  • 執筆者の写真: 浩二 橋本
    浩二 橋本
  • 2023年5月7日
  • 読了時間: 2分

更新日:2023年5月9日



ロンドンのウェストミンスター寺院で、チャールズ英国王(74)の戴冠式が行われました。歴史を重んじながらも、変革を意識した厳粛な式典で、多くの国内外からの参列者が見守りました。国王は、国民への奉仕を宣誓し、カミラ王妃(75)も戴冠しました。


戴冠式は、欧州連合(EU)離脱後の政治的混乱の中で、英国を世界の舞台で印象付ける手段として、王室支持者から高く評価されています。しかし、物価上昇に苦しむ中、特に若者の間では王政の役割に懐疑的な声も上がっています。


式典後、国王と王妃は王室伝統の馬車「ゴールド・ステート・コーチ」に乗り、バッキンガム宮殿に戻り、宮殿バルコニーに姿を見せ、国民に手を振りました。一方、王室を離脱し米国で暮らすヘンリー王子は式典に出席しましたが、パレードや主要王室メンバーが登場したバルコニーには姿を現しませんでした。


沿道には多くの市民がパレードを見守っていましたが、ロンドン中心部では王室制度に反対する人々による抗議デモが開かれ、「私の王ではない」といったかけ声が響きました。王室反対派の団体「リパブリック」の代表など52人が警察に拘束される一幕もありました。


このように、チャールズ英国王の戴冠式は、英国にとって重要なイベントとなっていますが、国民の中には王政に対して懐疑的な声も上がっており、王室反対派による抗議デモも行われています。しかし、国王は国民への奉仕を宣誓し、今後の英国の発展に向けて、役割を果たすことが期待されています。

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